光計画事務所

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現代日本の建築５に掲載

しなね川に沿った敷地は、クライアントが幼い頃から育った土地であった。建物は２世帯住宅で、玄関、中庭を挟んで北側に親世帯、南側に子世帯のスペースとして計画した。中庭は、玄関を入ると正面に見える。出入り口は３方向に面しており多目的で利用出来、母の部屋の前に有る事で明るさと風通しを得られている。子世帯のリビング側から中庭には全開放の建具により一体感のある使い方が可能である。敷地が南北に長く敷地に沿って川が流れているため、各部屋を川に向けて設け、LDKからは気持ちの良い眺望をふんだんに味わえる。３世代目のキッズスペースは、開放的な間取りとなっていて建具を開放するとそれぞれの部屋とホールにあるスタディーコーナーが連結され、ホールに接続する吹き抜けを介しLDKと接する計画とした。この家は、川のせせらぎの音を聞きながら生活するいこいのある家となった。